24歳。
ウィップやフレイルのような武器を好んで使い、闇器(隠し武器)の扱いにも長けています。
運動で鍛錬された引き締まった筋肉と、豊かなプロポーションの持ち主で、後ろは短く横は長いシンプルなオレンジ色の髪の毛と、細長の顔、エメラルドを連想させる鋭い緑色の瞳、いつも自信たっぷりの堂々とした笑みが強烈に印象的な美人です。
子供の頃から海賊として暮して来たおかげで、多少の事では眉ひとつ動かさない度胸の持ち主で、いかなる状況でも前向きな楽天家。何を決めるにも常に単純明快で、問題が起こっても後腐れがない、サッパリとして豪快な性格のため、船員たちの信頼も厚く、人気も高いです。


ミラは幼い頃、両親に捨てられました。
彼女にとって祖母だけが唯一の家族でした。しかしある日、大切な祖母もさえ病気になってしまいます。
祖母の危篤の知らせに、祖母を知る海賊「紅い射手」の船長ジュール・ネブラスカが訪ねてきます。しかしミラの必死の看護もおよばず祖母は亡くなってしまいました。
幼いミラを心配に思う祖母は、死の直前ジュールにミラを頼むと遺言を残します。

凶悪な顔つきと荒っぽさとは裏腹に、温かい心を持つジュールは、ミラを自分の養女にして船へ連れていきます。船に女の子を乗せるのを嫌う部下の反対を振りきり、ミラを「紅い射手」の一員としました。
ミラはジュールの愛情の中で、女蔑視の船乗りたちをねじ伏せ、実力で副船長の座を射止めます。しかし、海賊の伝説「栄光の航路」を探す航海中、正体不明の「青いガレー船」に襲撃され養父を失ってしまいます。
ミラは船長の座を受け継ぎ、復讐を誓い、青いガレー船を追いかけるのです。

ジュール・ネブラスカ

「紅い射手」の初代船長であり、ミラの養父。ジュールは母親に捨てられ、暴力的な父親の元で少年時代を過ごしました。やがて、横暴な父親も事故で死んでしまうと、自暴自棄な生活を送っていました。
そんなとき、ミラの祖母から生まれて初めて暖かいもてなしを受け、今までの行いを反省し、自分だけの夢を探すため海に出ることに。強靭さと誠実さ、温かい心で多くの人々の信頼を得て、「紅い射手」という海賊団を組織しました。
「紅い射手」は海賊団ということになってはいますが、略奪行為はせず、海のどこかに隠されている宝の発見を夢見ているロマンティックなジュールの想いが込められた組織でした。
しかし、成功したジュールを待っていたのは、ミラの祖母の危篤の知らせでした。ジュールはかつて心の支えとなっていたミラの祖母を訪ね、その死を看取ります。そして祖母の遺言と、思わず自分の幼い頃を重ねてしまうミラへの思いから、ミラを養女として引き取りました。
その後、ミラは副船長になるまでに成長しましたが、「栄光の航路」を探しに行こうというミラとの約束を果たせぬまま、正体不明の「青いガレー船」に襲撃され、命を落としてしまいます。

紅い射手

海のどこかに隠されている宝の発見を夢見ているロマンティックなジュールの想いが込められた海賊団。その勢力は大陸南部海岸全体に広く知られています。
現在はミラが船長、ジケル・ボーンスカルが副船長を務めています。ジュールの敵を討つため「青いガレー船」を追ってナルビクまできましたが、アノマラドの強化された法規のため、ナルビクのドックに抑留されてしまいます。

青いガレー船

「紅い射手」を襲い、船長ジュールの命を奪った正体不明の船舶。
最近ナルビクの大邸宅近くの海で青いガレー船を見たという目撃者が現れ、ミラはナルビクでの追跡を始めます。

ほおひげ団

フィスカーとパ−クの間抜けな2人組。
誰も認めてはいませんが、自ら海賊団と名乗り海賊活動をしています。
ミラに惚れたほおひげ団隊長のフィスカーは親しくなろうと努力しますが、かえってミラを怒らせてしまう結果に。相棒のパークは弱虫で、いつもフィスカーの真似をしています。
情けない2人組ですが、意外なところで力を発揮して相手の隙を突くことも。ミラを追いかけナルビクまでやってきて、ミラを困らせています。